宝の持ち腐れ
いやぁ、大変な思いをしてオフィスを入れたというのに(実際に使えるようにまでしてくれたのは我が子だが)、その当日以外、一度もオフィスを開いていない。
オフィスを入れてもらった当日すら、ほぼ自分では何もしていないのに、なんだかどっと疲れた気がしてチラッっとどんなものがあるのかと見てみただけで終了。
加齢と共に、好奇心まで過去に置き去りにしてきてしまった。(遠い目)
私だって本当は、初めてのオフィスをもっといじくりまわしたかった。
だがしかし、20年以上前に見たことのあるものとは大分違っていたのだ。
私の知っているあの味気ない、動きも色味もない人を寄せつけないあの冷たい印象とは180度違い、カラーで見やすくなぜだか動きまである愛想の良い受付嬢のようなその様は、いい年をして人見知りをしてしまうかのように、逆にものすごくとっつきにくいのである。
あぁ、分かる。すごく良くなっているのはわかる。でも違う。違和感があるのだ。
冷たく他人に興味関心のない細身というか若干ガリガリ寄りの青年が、次の瞬間、いわゆる、ゆるふわキラキラ女子に変身したかのようなのだ。そんなの対応できるわけがないではないか。こちとら柔軟性のない初老だぞ。アワアワしてしまうではないか。
そういうわけで、当日のみで終了。次にゆるふわキラキラ女子に会いに行くのは一体いつの日か。