眠りについて
もう更年期のbbaなので、少し気を使って働いて帰ってくると
「あぁ、疲れた。ちょっと横になろう、そう、ほんのちょっとだけ。」と瞬時にゴロンと横になり、気が付くと10分から30分は居眠りをしている。
ちょっと横になりたいだけで居眠りをするつもりもしたい訳でも全くないにもかかわらずしっかり仮眠をとってしまっているのである。
それでも夜に眠れるのならば良い。
問題なのは、仮眠をとってしまうとそれが10分だろうが30分だろうが夜に眠れなくなってしまうことだ。
時間を気にしつつ、夜が明ける気配を感じ、新聞配達のバイクの排気音を聞き、鳥の囀りが大きくなり始めると、寝ていなくても起きなければならない。
完全に睡眠不足である。
睡眠不足のまま朝食を用意し、掃除洗濯をし、パートに出てその帰りに買い物をして家路に着くと、それはそれはクタクタである。
そんな時はそれでも決して横にはならない。
二度と同じ轍を踏むものか、ちょっと横になって少しでも居眠りをしてしまえばまた眠れなくなってしまうのだと歯ぎしりをする思いで洗濯物を取り込み畳み、夕飯の用意をし風呂を入れ子供の塾の送り迎えをこなし終わったら、ようやく自由時間である。
今日こそはゆっくり眠れる、仮眠もとらずに頑張ったのだもの、と一日の終わりにようやく布団に入ると今度は疲れすぎていて眠れない。うぅ、泣いても仕方ないのではないか。
それをもう一日泣かずに繰り返して、我慢の限界でようやくまとまった睡眠がとれるのである。
あぁ、よく頑張った。