大嫌いな運動を始める事にした訳

私は決して運動音痴ではない。

子供の頃から高校生まで、運動会では必ずリレーの選手だった。大抵は第一走者で、転んだ時と滑った時を除いたら一位で次の選手にバトンを渡した。

そのあとも、少林寺拳法をたしなみ、本山合宿に行ったり、1000本突きや1000本蹴りなど(年に一度の夏合宿の時のみ)体を動かすことは苦ではなかった。

しかし、社会人になったら、運動など全くしなくなってしまった。

それからだ。運動が怖くなったのは。嫌いになってしまったのは。

それがなぜ、今になって運動をしようと思ったのか。

それは、この自粛生活の中、暇を持て余し子供と散歩をしていたら、後ろからついてきていた実母にこう言われたからだ。

「後ろから見たら、二人のお尻の位置が一緒だ」と。

由々しき事態である!

私と子供の身長差はおそらく10センチ。それなのに、お尻の位置が一緒だと!?

どれだけ尻が下がっているのだ!

遠い昔、私が高校生の頃、お尻の下垂は18歳から始まると聞いた。(今はどうだか知らないが。知識の更新はない。)

そう、もう生きている時間の半分以上、私の尻は下がっているのだ。そうだ、仕方がないではないか。それが時の経過というものだ。自然の摂理だ。下がるものは下がるのだ!

でも、だがしかし、10センチの身長差で尻の位置が一緒とな。いかん。それはいかん。なんとかせねば!

と、いう事で、大嫌いな運動を始める事に決定。

ここでいう運動とは、主に散歩。散歩と言うと、運動とはいえなさそうなので、ウォーキングと言い換えよう。

さて、何をするかと言うと、

①ウォーキング

②なわとび

③自転車

④尻上げ体操

である。

それくらい運動とは言えないとは、若者の言う事である。

44のBBAにとったら、それはもう立派な運動。息切れものである。

毎日少しずつでも、尻を上げていく。

…はず。